Service Manager のすべてのインストールでは、同じ基本セットのパラメータを使用して Tomcat および MySQL アプリケーションがインストールされます。インストールプロセスで提供されるデフォルトは、すでにインストールされている製品と干渉しないよう、一意になるように設計されています。ただし、問題が発生しないように、インストール前にこれらのパラメータを確認してください。
共通パラメータは、Tomcat サーバに適用されるものと、MySQL サーバ(リポジトリ設定)に適用されるものに分けられます。
Tomcat Server のオプション
Tomcat Server ポート — 接続をリスニングするときに Tomcat サーバが使用するデフォルトポートです。このオプションを変更した場合、その変更に応じて、Service Manager に接続するときに使用する必要があるポートも変更しなければなりません。デフォルト値は 18080 です。
Web サーバをポート 80
で実行していない場合、18080
ではなく、この既知のポートを使用することをお勧めします。ポート
80
は Web
サーバのデフォルトであるため、ポートを指定せずにダッシュボードを開くことができます。
Tomcat Shutdown ポート — Service Manager を停止する必要がある場合に Tomcat サーバをシャットダウンするときに使用される管理スクリプトで使用されるポートです。デフォルト値は 18005 です。
Tomcat SSL ポート — Secure Sockets Layer(SSL)暗号化通信を使用するときに Service Manager との接続に使用される標準ポートです。デフォルト値は 18443 です。
リポジトリ設定(MySQL Server)
リポジトリユーザ名 — Service Manager
により使用される情報を保持するために
MySQL
サーバ内に情報を保存するために作成および使用されるユーザ名です。この情報は、サポート問題がある場合以外、通常は使用または変更する必要はありません。デフォルト値は
service_manager
です。
リポジトリユーザパスワード — リポジトリユーザ名に使用されるパスワードです。リポジトリデータのセキュリティのために安全なパスワードに設定してください。
インストール中に設定する情報は、常に、Service
Manager のインストールディレクトリ内にある
configuration_report.txt
ファイル内に記録されます。
configuration_report.txt
ファイル内に保存される情報はプレーンテキストなので、リポジトリユーザ名およびパスワード情報もこのファイル内で公開されます。情報を使用する必要があるユーザだけがアクセスでき、インストールディレクトリおよびファイルが安全であることを確認してください。