注意: MySQL 4.1 以降の VC++ ワークスペースファイルは、Microsoft Visual Studio 6.0 以降(7.0/.NET)のバージョンと互換性があり、リリース前に MySQL AB のスタッフによってテストされています。
MySQL のビルドは、以下の手順で行います。
作業ディレクトリを作成する(workdir
など)。
WinZip
か、.zip
ファイルを読み取ることのできるその他の
Windows
ツールを使用して、上記のディレクトリにソースディストリビューションをアンパックする。
VC++ 6.0 コンパイラを起動する。
[File
]メニューで、[Open
Workspace
]を選択する。
作業ディレクトリにある
mysql.dsw
ワークスペースを開く。
[Build
]メニューで、[Set
Active
Configuration
]メニューを選択する。
画面上でクリックして、[mysqld -
Win32
Debug
]を選択し、[OK]をクリックする。
F7
キーを押し、デバッグサーバ、ライブラリ、およびクライアントアプリケーションのビルドを開始する。
同様に、必要なリリースバージョンをコンパイルする。
プログラムおよびライブラリのデバッグバージョンは、client_debug
ディレクトリおよび lib_debug
ディレクトリにある。
プログラムおよびライブラリのリリースバージョンは、client_release
ディレクトリおよび
lib_release
ディレクトリにある。 注意:
デバッグバージョンとリリースバージョンの両方をビルドする場合は、[Build
]メニューで[build
all]オプションを選択する。
サーバをテストする。上記の手順でビルドしたサーバでは、デフォルトで
MySQL
ベースディレクトリとデータディレクトリが
C:\mysql
および
C:\mysql\data
であると想定される。ソースツリーのルートディレクトリとそのデータディレクトリをベースディレクトリおよびデータディレクトリとして使用してサーバをテストする場合は、サーバにそれらのパス名を通知する必要がある。この処理を行うには、コマンドラインで
--basedir
オプションと
--datadir
オプションを指定するか、オプション設定ファイル(Windows
ディレクトリにある C:\my.cnf
ファイルまたは my.ini
ファイル)に適切なオプションを配置する。使用したい既存のデータディレクトリが別の場所にある場合は、そのパス名を指定する。
使用するサーバに応じて、client_release
ディレクトリまたは
client_debug
ディレクトリからサーバを起動する。一般的なサーバの起動手順については、項2.1.1. 「Windows への MySQL のインストール」
を参照。
別のベースディレクトリまたはデータディレクトリを使用する場合は、それに合わせて手順を変更する必要がある。
設定に基づいてサーバがスタンドアロンまたはサービスとして稼動しているときに、client_release
ディレクトリまたは
client_debug
ディレクトリにある mysql
の対話型コマンドラインユーティリティからそのサーバに接続する。
ビルドしたプログラムが正しく動作することを確認したら、サーバを停止します。次に、以下の手順で MySQL をインストールします。
MySQL
をインストールするディレクトリを作成する。たとえば、C:\mysql
にインストールする場合は、以下のコマンドを使用する。
C: mkdir \mysql mkdir \mysql\bin mkdir \mysql\data mkdir \mysql\share mkdir \mysql\scripts
その他のクライアントをコンパイルして MySQL にリンクする場合は、追加のディレクトリも作成する。
mkdir \mysql\include mkdir \mysql\lib mkdir \mysql\lib\debug mkdir \mysql\lib\opt
MySQL のベンチマークを実行する場合は、以下のディレクトリを作成する。
mkdir \mysql\sql-bench
ベンチマークを実行するには、Perl が必要である。
workdir
ディレクトリから以下のディレクトリを
C:\mysql
ディレクトリにコピーする。
copy client_release\*.exe C:\mysql\bin copy client_debug\mysqld.exe C:\mysql\bin\mysqld-debug.exe xcopy scripts\*.* C:\mysql\scripts /E xcopy share\*.* C:\mysql\share /E
その他のクライアントをコンパイルして MySQL にリンクする場合は、以下のコマンドも実行する。
copy lib_debug\mysqlclient.lib C:\mysql\lib\debug copy lib_debug\libmysql.* C:\mysql\lib\debug copy lib_debug\zlib.* C:\mysql\lib\debug copy lib_release\mysqlclient.lib C:\mysql\lib\opt copy lib_release\libmysql.* C:\mysql\lib\opt copy lib_release\zlib.* C:\mysql\lib\opt copy include\*.h C:\mysql\include copy libmysql\libmysql.def C:\mysql\include
MySQL のベンチマークを実行する場合は、以下のコマンドも実行する。
xcopy sql-bench\*.* C:\mysql\bench /E
Windows バイナリディストリビューションの場合と同様にサーバを設定して起動します。 See 項2.1.1. 「Windows への MySQL のインストール」。
This is a translation of the MySQL Reference Manual that can be found at dev.mysql.com. The original Reference Manual is in English, and this translation is not necessarily as up to date as the English version.