SHOW EVENTS [{FROM | IN}schema_name
] [LIKE 'pattern
' | WHEREexpr
]
SHOW EVENTS
は、その一番シンプルな形で、現在のスキーマ内のすべてのイベントをリストにします。
mysql>SELECT CURRENT_USER(), SCHEMA();
+----------------+----------+ | CURRENT_USER() | SCHEMA() | +----------------+----------+ | jon@ghidora | myschema | +----------------+----------+ 1 row in set (0.00 sec) mysql>SHOW EVENTS\G
*************************** 1. row *************************** Db: myschema Name: e_daily Definer: jon@ghidora Time zone: SYSTEM Type: RECURRING Execute at: NULL Interval value: 10 Interval field: SECOND Starts: 2006-02-09 10:41:23 Ends: 0000-00-00 00:00:00 Status: ENABLED Originator: 0 character_set_client: latin1 collation_connection: latin1_swedish_ci Database Collation: latin1_swedish_ci
LIKE
節
(存在する場合)
は、どのイベント名と照合するかを示します。Extensions to SHOW
Statements
で説明されているように、WHERE
節を指定すると、より一般的な条件を使用して行を選択できます。
SHOW EVENTS
の出力内のカラムを次に示します。これらは、INFORMATION_SCHEMA.EVENTS
テーブル内のカラムに似ていますが、まったく同じではありません。
Db
:イベントが定義されるスキーマ
(データベース)
Name
:イベント名。
Time zone
:
このイベントのスケジュールが最後に変更されたときに有効であったタイムゾーン。このイベントのスケジュールがイベント作成後に変更されていない場合は、このイベントの作成時に有効であったタイムゾーンです。デフォルト値は
SYSTEM
です。
このカラムは、MySQL 5.1.17 で追加されました。イベントスケジューラを使用していて、MySQL 5.1.16 (以前) から MySQL 5.1.17 (以降) にアップグレードしている場合の重要な情報については、Changes in MySQL 5.1.17 を参照してください。
Definer
:
このイベントを作成したユーザーアカウント
(
)。
user_name
@host_name
Type
:ONE
TIME
(一時的な) か
RECURRING
の 2
つのうちの 1 つの値。
Execute
At
:一時的なイベントが実行されるときの日付と時刻。DATETIME
値として表示されます。
自動更新イベントにとっては、このカラムの値はいつでも
NULL
です。
Interval
Value
:自動更新イベントのための、イベント実行の間のインターバルの回数。
一時的イベントにとっては、このカラムの値はいつでも
NULL
です。
Interval
Field
:自動更新イベントが、次の実行までの間のインターバルに利用される時間単位。
一時的イベントにとっては、このカラムの値はいつでも
NULL
です。
Starts
:自動更新イベント開始の日付と時間。これは
DATETIME
値として表示され、これはそのイベントに開始の日付と時間が定義されないときは空白です。(MySQL
5.1.8 以前は、このような場合
'0000-00-00 00:00:00'
がデフォルトでした)。
一時的イベントにとっては、このカラムの値はいつでも
NULL
です。
Ends
:自動更新イベント終了の日付と時間。これは、そのイベント終了の日付と時刻が定義されていなければ、DATETIME
値として表示され、デフォルトは
'0000-00-00 00:00:00'
になります。
一時的イベントにとっては、このカラムの値はいつでも
NULL
です。
Status
:
このイベントのステータス。ENABLED
、DISABLED
、SLAVESIDE_DISABLED
のいずれか。
SLAVESIDE_DISABLED
は、MySQL 5.1.18
で追加されました。この値は、このイベントの作成が、レプリケーションマスターとして機能している別の
MySQL
サーバー上で発生し、スレーブとして機能している現在の
MySQL
サーバーに複製されたが、現在、このイベントがスレーブ上で実行されていないことを示します。
Originator
:
このイベントが作成された MySQL
サーバーのサーバー ID。デフォルトで 0
になります。このカラムは、MySQL 5.1.18
で追加されました。
character_set_client
は、このルーチンが作成されたときの
character_set_client
システム変数のセッション値です。collation_connection
は、このルーチンが作成されたときの
collation_connection
システム変数のセッション値です。Database
Collation
は、このルーチンが関連付けられているデータベースの照合です。これらのカラムは、MySQL
5.1.21 で追加されました。
SLAVE_DISABLED
および
Originator
カラムの詳細については、Replication of Invoked Features
を参照してください。
アクションステートメントは
SHOW EVENTS
の出力内に表示されていないことに注意してください。
MySQL 5.1.17
より前のバージョンでは、Starts
と Ends
に表示される値 ('0000-00-00
00:00:00'
以外)
は、ユニバーサル時間を使用して示されました
(Bug#16420)。MySQL 5.1.17
からは、これらの時間はすべて、MySQL
サーバーの
time_zone
設定によって決定されるローカル時刻で与えられます。The INFORMATION_SCHEMA EVENTS
Table
も参照してください。
異なるスキーマのイベントを見るには、FROM
節を利用できます。たとえば、もし
test
スキーマが前出の例の中で選択されていたら、次のステートメントを利用して
myschema
上で定義されたイベントを見ることができました。
SHOW EVENTS FROM myschema;
LIKE
にパターンを 1
つプラスしたものを利用して、イベント名上でこのステートメントに返されたリストをフィルタすることができます。
このステートメントは、MySQL 5.1.6 で追加されました。
The INFORMATION_SCHEMA EVENTS
Table も参照してください。
MySQL 5.1.11
以前では、SHOW
EVENTS
は現在のユーザーが定義者であったイベントのみを表示し、SHOW
FULL EVENTS
ステートメントは、特定のスキーマ上のすべてのユーザーによって定義されたイベントを表示するために使用されました。SHOW
FULL EVENTS
は、MySQL 5.1.12
で削除されました。