MySQL Visual Studio プラグインを利用するには、Visual Studio 2005 Professional Edition がインストールされていなければならず、従って動作環境とシステムの必要条件も同じということになります。
下記は MySQL Visual Studio プラグインをインストールする前に、あらかじめ導入しておくべきコンポーネントのリストです。
Visual Studio 2005 Standard、Professional、または Team Developer Edition
MySQL Server 4.1.1 以降 ( 同じマシンか別のサーバにインストールされたもの )
MySQL Connector/NET 5.0.
Connector/NET をインストールする際、まず Global Assembly Cache (GAC) にコネクタがインストール済みか確認してください。Connector/NET インストーラはこの作業を自動的に行うようになっていますが、カスタム インストー ルではこのオプションが無効になっている場合があります。
以前からMySQL サーバへ接続しているユーザーがMySQL Visual Studio プラグインの機能を利用するには、以下の権限を取得しなければなりません。
INFORMATION_SCHEMA
データベースに対する SELECT
権限
SHOW CREATE TABLE
文に対する
EXECUTE
権限
mysql.proc
テーブルに対する
SELECT
権限 ( ストアド
プロシージャおよびファンクションの操作に必要
)
mysql.func
テーブルに対する
SELECT
権限 ( ユーザ定義関数 (UDF)
の操作に必要 )
SHOW ENGINE STATUS
文に対する
EXECUTE
権限 (
拡張エラー情報の読み出しに必要 )
実行された操作に対する適切な特権 ( 例 :
テーブルからデー タを閲覧するために必要な
SELECT
特権、等 )
MySQL Visual Studio プラグインは、 プロバイダのインストール、アンインストール、または再インストールに使用できる MSI パッケージとして配信されます。Windows XP か Windows Server 2003 を使用していない場合は、Windows Installer System を最新バージョンにアップグレードしてください ( http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;EN-US;292539 参照 )
MSI パッケージの名称は
MySQL.VisualStudio.msi
です。MySQL Visual
Studio プラグインをインストールするには、MSI
ファイルを右クリックし、 Install
を選択します。インストールの手順は次の通りです。
標準の Welcome ダイアログが開きます。Next をクリックし、インストールを続けます。
License agreement (GNU GPL) ウィンドウが開きます。契約に合意し、Next をクリックして次に進みます。
移動先フォルダを指定するダイアログが開きます。ここで、MySQL
Visual Studio
プラグインがインストールされるフォルダを指定できます。デフォルトの移動先フォルダは
%ProgramFilesDir%\MySQL\MySQL DDEX Data
Provider
で、%ProgramFilesDir%
がインストールするマシンの Program Files
フォルダになります。移動先フォルダを選択したら、Next
をクリックして次に進みます。
インストーラが、インストールの確認を求めます。Install をクリックしてインストールを開始してください。
インストールが開始します。この段階の最後に、Visual Studio コマンド テーブルが再構築されます ( このプロセスの完了には数分間かかります) 。
インストールが完了したら、Finish ボタンをクリックしてインストールを終了します。
MySQL Visual Studio プラグインをアンインストールする場合は、Control Panel の Add/Remove Programs コンポーネントか、同じ MSI パッケージを使用す ることができます。Remove オプションを選択すると、プロバイダは自動的にアンインストールされます。
プロバイダを修復するには、MSI パッケージを右クリックし、 Repair オプションを選択。MySQL Visual Studio プラグインが自動的に修復されます。
インストール パッケージには次のファイルが含まれています。
MySQL.VisualStudio.dll
— MySQL DDEX
プロバイダ アセンブリ
MySQL.Data.dll
—
プロバイダが使用する MySQL Connector .NET
を含んだアセンブリ
MySql.VisualStudio.dll.config
—
MySQL Visual Studio
プラグインの情報設定ファイル。このファイルにはプロバイダの
GUI
レイアウトのデフォルト値が含まれています。
プロバイダを実際に使用してみるまで、このファイルは削除しないでください。
Register.reg
—
手作業でインストールする場合に、MySQL DDEX
プロバイダを登録するのに使用するレジストリ登録のファイル
Install.js
— Connector .NET を
machine.config ファイル内の ADO.NET データ
プロバイダとして登録するために使用するスクリプト
Release notes.doc
—
リリース情報のドキュメント
プロバイダを手作業でインストールするには、インストール パッケージの全ファイルを希望の保存先にコピーし、プロバイダ アセンブリにフルパスを CodeBase 項目の値として設定する。例:
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\VisualStudio\8.0\Packages\{79A115C9-B133-4891-9E7B-242509DAD272}]@="MySql.Data.VisualStudio.MySqlDataProviderPackage" "InprocServer32"="C:\\WINNT\\system32\\mscoree.dll" "Class"="MySql.Data.VisualStudio.MySqlDataProviderPackage" "CodeBase"="C:\\MySqlDdexProvider\\MySql.VisualStudio.dll"
次に、Register.reg ファイルからの情報を、ファイルをクリックしてレジストリにインポートします。確認ダイアログでは「 Yes 」を選択してください。次に、Command Prompt 内の devenv.exe /setup コマンドを実行し、Visual Studio コマンド テーブルを再構築します。