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Connector/ODBC
で不具合や問題があった場合は、ODBC
Manager
と Connector/ODBC からログ
ファイルを作り始めましょう。これは
tracing と呼ばれ、ODBC Manager
を通して利用できます。そのプロシージャは、Windows
、Mac OS X 、および Unix 間で異なります。
Windows でトレース オプションを有効にするには :
Data Source Administrator ダイアログ ボックスの
Tracing
タブで、ODBC
関数呼び出しのトレースの方法を構成することができます。
Tracing
タブからトレーシングを発動すると、Driver
Manager
が後に起動するすべてのアプリケーションの、すべての
ODBC 関数呼び出しを記録。
トレーシングが有効になる前に起動していたアプリケーションからの ODBC 関数呼び出しは記録されません。ODBC 関数呼び出しは、指定したログ ファイルに記録されます。
Stop Tracing Now
をクリックするまで、トレーシングは続きます。トレーシングをしている間は、ログ
ファイルのサイズは増量し続け、そのトレーシングはすべての
ODBC
アプリケーションのパフォーマンスに影響を及ぼします。
Mac OS X 10.3 以降でトレース
オプションを有効にするには、 ODBC
Administrator 内の Tracing
タブを使用してください。
ODBC Administrator を開く。
Tracing
タブを選択。
Enable Tracing
チェックボックスを選択。
Tracing ログを保存したいロケーションを入力。既存のログ ファイルに情報を追加したい場合は、Choose... ボタンをクリックする。
Mac OS X 10.2 ( またはそれ以降 ) か Unix
でトレース
オプションを有効にしたい場合は、ODBC 構成に
trace
オプションを加える必要があります :
Unix では、ODBC.INI
ファイルの Trace
オプションを明示的に設定する必要があります。
下のように、odbc.ini
の
TraceFile
および
Trace
を使用して、トレーシングの
ON
または OFF
を設定してください :
TraceFile = /tmp/odbc.trace Trace = 1
TraceFile
がトレース
ファイルの名前や完全パスを指定し、Trace
は ON
または OFF
に設定されます。ON
にするには、1
または
YES
、OFF
には
0
または NO
を使用することもできます。unixODBC
の ODBCConfig
を使用する場合は、HOWTO-ODBCConfig
にある unixODBC
呼び出しのトレース方法の手順に従ってください。
Connector/ODBC ログを生成するには、次の手順に従ってください :
Windows 内で、Connector/ODBC connect/configure
スクリーンの Trace Connector/ODBC
オプション
フラグを有効にする。C:\myodbc.log
にログが書き込まれる。上のスクリーンに戻る時、トレース
オプションが記憶されていなければ、myodbcd.dll
が使用されていないということになる。項24.1.3.2.4. 「エラーとデバッグ」
参照。
Mac OS X 、Unix では、またもしくは DSN-Less
コネクションを使用している場合は、接続ストリングに
OPTION=4
を供給するか、該当するキーワードおよび値のペアを
DSN に設定する必要がある。
アプリケーションを開始し、起動を失敗させてみる。それから Connector/ODBC トレースをチェックし、問題を確認する。
問題の特定にヘルプが必要な場合は、項24.1.7.1. 「Connector/ODBC のコミュニティー支援」 をご覧ください。