mysql_tzinfo_to_sql
は、mysql
データベースに、タイム ゾーン
テーブルをロードするプログラムです。zoneinfo
データベース (タイム
ゾーンを記述するファイルのセット)
があるシステムで使用します。たとえば、Linux、
FreeBSD、 Sun Solaris、 Mac OS X
などです。一般的なファイル位置は
/usr/share/zoneinfo
です。zoneinfo
データベースがないシステムの場合には、項4.10.8. 「MySQL サーバのタイム ゾーン サポート」
で説明するパッケージをダウンロードします。
mysql_tzinfo_to_sql はいくつかの方法で呼び出せます。
shell>mysql_tzinfo_to_sql
shell>tz_dir
mysql_tzinfo_to_sql
shell>tz_file tz_name
mysql_tzinfo_to_sql --leap
tz_file
最初の起動シンタックス (invocation) では、mysql_tzinfo_to_sql に zoneinfo ディレクトリのパスを渡し、出力を mysql プログラムに送ります。次はその例です。
shell> mysql_tzinfo_to_sql /usr/share/zoneinfo | mysql -u root mysql
mysql_tzinfo_to_sql はシステム内のタイム ゾーン ファイルを読み、そこから SQL ステートメントを生成します。mysql でそのステートメントが処理され、タイム ゾーン テーブルにロードされます。
2 番目のシンタックスは
mysql_tzinfo_to_sql を タウム
ゾーン名 tz_name
に関連するシングル タイム ゾーン ファイル
tz_file
にロードします。
shell> mysql_tzinfo_to_sql tz_file
tz_name
| mysql -u root mysql
タイム
ゾーンで、リープ秒のカウントが必要な場合は、mysql_tzinfo_to_sql
を 3
番目のシンタックスを使用して呼び出して、リープ秒情報を初期化します。tz_file
は使用しているタイム ゾーン
ファイルの名前です。
shell> mysql_tzinfo_to_sql --leap tz_file
| mysql -u root mysql