スレーブで唯一設定しなければならないオプションは、ユニーク サーバ IDの設定です。このオプションを設定していない場合、またはマスタ サーバに指定した値と実行値が干渉する場合、スレーブ サーバをシャットダウンし、サーバ ID を指定するためにコンフィギュレーションを編集します。たとえば次のようにします。
[mysqld] server-id=2
複数のスレーブをセットアップする場合、それぞれにユニークな
server-id
値を与えます。この値はマスタおよびその他のスレーブとは異なる必要があります。server-id
値は、IP
アドレスのようなものと考えます。これらの ID
はコミュニティ内のレプリケーション
パートナー間で、それぞれのサーバ
インスタンスを一意的に識別します。
server-id
値を指定しない場合、master-host
を定義していなければ、この値は 1
です。それ以外は、 2
で設定します。server-id
の省略
する場合は、マスタがすべてのスレーブからの接続を拒否し、スレーブはマスタへの接続を拒否します。そのため、server-id
を省略することは、バイナリ
ログでのバックアップにのみ有効といえます。
レプリケーション用にスレーブのバイナリ ロギングを可能にする必要はありません。しかし、スレーブのバイナリ ロギングを可能にすると、データ バックアップとクラッシュ リカバリにバイナリ ログを使用でき、スレーブを接続形態が複雑なレプリケーションに使用できます。