以下の一覧は、スレーブの I/O スレッドの
State
カラムに表示される一般的な状態です。これは、SHOW
SLAVE STATUS
出力の Slave_IO_State
カラムにも表示され、このステートメントを使用して現状を把握できます。
Connecting to master
マスタへの接続を試行中の状態。
Checking master version
マスタへの接続が確立した直後に発生する瞬間的な状態。
Registering slave on master
マスタへの接続が確立した直後に発生する瞬間的な状態。
Requesting binlog dump
マスタへの接続が確立した直後に発生する瞬間的な状態。マスタにバイナリ ログの内容を送信するよう要求している状態。要求したバイナリ ログのファイル名と位置を最初に要求する。
Waiting to reconnect after a failed binlog dump
request
接続切断などにより、バイナリ ログ
ダンプ要求に失敗した場合の状態。スレッドはスリープ中この状態になり、定期的に再接続を試みる。ノート:
--master-connect-retry
オプションを使用して、再接続のインターバルを設定できます。
Reconnecting after a failed binlog dump
request
マスタへの再接続を試行中の状態。
Waiting for master to send event
Master_Host:
マスタへの接続を完了し、バイナリ ログ
イベントの到達を待機している状態。ノート:
マスタがアイドル状態の場合には、この状態の待機時間は長くなり。slave_net_timeout
秒継続した場合、タイムアウトになります。そのときには接続切断とみなされ、スレッドは再接続を試行します。
Queueing master event to the relay log
イベントの読み取りが完了し、SQL スレッドで処理できるように、読み取ったイベントをリレー ログにコピー中の状態。
Waiting to reconnect after a failed master event
read
接続切断などが原因で、読み取り中にエラーが発生した状態。再接続が試行される前に、master-connect-retry
秒間、スリープ状態になる。
Reconnecting after a failed master event
read
スレッドがマスタへの再接続を試行中の状態。再び接続が確立されると、Waiting
for master to send event
の状態になる。
Waiting for the slave SQL thread to free enough relay
log space
0 以外の relay_log_space_limit
値を使用しているため、合計サイズがその値を超えるまでに、リレー
ログが過大した状態。I/O スレッドはリレー
ログ
ファイルの一部を削除するために、リレー
ログ内容を処理しながら、SQL
スレッドに領域余裕ができるのを待機している状態。
Waiting for slave mutex on exit
スレッド停止中に発生する一時的な状態。