エラーログファイルでは、mysqld の起動時刻と停止時刻、および実行中に発生したエラーに関する情報を記録しています。自動でチェックまたは修復が必要なテーブルを mysqld で見つけた場合には、エラー ログに警告メッセージが書き込まれます。
オペレーティング システムによっては、エラー ログに mysqld が異常終了した場合のスタック トレースを記録しています。そのため、このトレースを mysqld が動かなくなった場合の確認に使用できます。スタック トレースに関しては Using a Stack Trace を参照してください。
mysqld_safe
を使用して、mysqld
を起動したときに、 mysqld
が異常終了する場合は、mysqld_safe
がそれを認識し、mysqld
を再起動する必要があることを、restarted
mysqld
メッセージとして、エラー
ログに書き込みます。
mysqld を保存するエラー ログ
ファイルは、--log-error[=
オプションで指定できます。file_name
]file_name
を指定しない場合は、mysqld
で、
という名前を使用して、データ
ディレクトリに書き込みます。そして、host_name
.errFLUSH
LOGS
を実行するときに、エラー ログは
-old
というサフィックスでの改名になり、mysqld
が新たな空ログ
ファイルを作成します。(--log-error
で指定しないと、名前の変更は起こりません。)
--log-error
を指定しない場合、または Windows
環境である場合に、--console
オプションを使用すると、エラーは
stderr
という標準のエラー出力で端末書き込みになります。
Windows では、--console
の指定がない限り、エラー出力は
.err
ファイルへの書き込みになります。
--log-warnings
オプション、または
log_warnings
システム変数を使用すると、エラー
ログの警告ロギングを制御できます。値を 1
(デフォルト) にすると、有効化し、0
にすると無効化します。値を 1
より大きな値にすると、中断した接続についてもエラー
ログを記録します。詳細は、項B.1.2.10. 「Communication Errors and Aborted Connections」
を参照してください。