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Connector/ODBC を使用して、Microsoft Access で MySQL データベースを利用することができます。MySQL データベースは Access アプリケーション内で、インポート元、エクスポート元、または直接使用のためにリンクされたテーブルとして利用できるので、Access を MySQL データベースへのフロントエンド インターフェイスとして使うことができます。
データのテーブルを Access データベースから MySQL にエクスポートするには、次の手順に従ってください :
Access データベース、もしくは Access プロジェクトを開くと、Database ウィンドウが出現。新しいデータベース オブジェクトの作成、そして既存のオブジェクトのオープンのショートカットが表示される。
エクスポートしたい table
もしくは query
の名前をクリックし、File
で
Export
を選択。
Export Object Type
ダイアログ
ボックスの Object
name
ToSave As Type
ボックスで、下記のように ODBC
Databases ()
を選択 :
Export
ダイアログ
ボックスにファイル名 (
もしくは提示される名前を使用 )
を入力し、OK
を選択。
Select Data Source ダイアログボックスが出現。コンピュータにインストールされたすべての ODBC ドライバの、定義されたデータソースがリストアップされる。File Data Source もしくは Machine Data Source タブをクリックし、エクスポートしたい Connector/ODBC か Connector/ODBC 3.51 のデータソースをダブルクリックする。Connector/ODBC の新たなデータソースを定義するには、項24.1.3.2. 「Windows での Connector/ODBC DSN の構成」 を参照。
Microsoft Access がこのデータソースを介して MySQL サーバに接続し、新しいテーブル、そしてまたはデータをエクスポートします。
テーブルを MySQL から Access にインポートするには、次の手順に従ってください :
データベースを開くか、Database ウィンドウに切り替えてデータベースを開く。
テーブルをインポートするには、File
メニューで Get External Data
を選び、Import
をクリック。
Import
ダイアログ ボックスの
Files Of Type ボックスで、ODBC Databases
()
を選択。定義されたデータソースをリストアップした、The
Select Data Source ダイアログ
ボックスが表示される。
選択した ODBC
データソースにはログインが必要な場合は、ログイン
ID とパスワード
(場合によってはその他の情報も )
入力し、OK
をクリック。
Microsoft Access が ODBC data source
を介して MySQL
サーバに接続し、import
が可能なテーブルのリストを表示する。
import
したい各テーブルをクリックし、OK
を押す。
Microsoft Access データベース内のテーブルと、 MySQL データベース内のテーブルをリンクすることで、Microsoft Access を MySQL データベースのフロントエンドとして使うことができます。Access のテーブルでクエリが要求された場合、ODBC を使って MySQL でクエリが実行されます。
テーブルのリンクを作成 :
MySQL にリンクしたい Access Database を開く。
File から、Get External Data->Link Tables を選択。
ブラウザで、Files of type ポップアップから ODBC Databases () を選択。
Select Data Source ウィンドウで既存の DSN を、File Data Source か Machine Data Source から選ぶ。または、New... ボタンで新たな DSN を作成することもできる。DSN の作成については、項24.1.3.2. 「Windows での Connector/ODBC DSN の構成」 を参照。
Link Tables ダイアログで、MySQL データベースからひとつ以上のテーブルを選択。リストから選択した各テーブルに対してリンクが作成される。
Microsoft Access が自動的にテーブルからユニーク レコード識別子を決定しない場合、ソース テーブルの各横列をユニークに特定するため、各カラム、もしくはカラムのコンビネーションの確認が要求されることがある。使用したいカラムを選び、OK を選択する。
プロセスが完了すれば、Access データベースでするように、リンクされたテーブルにインターフェイスやクエリを作成することができます。
リンクしたテーブルのストラクチャやロケーションが変わった場合は、次のプロシージャを使用して閲覧するか、リンクをリフレッシュします。Linked Table Manager が、現在リンクされているすべてのテーブルへのパスをリストアップします。
リンクの閲覧もしくはリフレッシュ :
MySQL テーブルへのリンクを含むデータベースを開く。
Tools
メニューで、Add-ins
( Access 2000
以降では Database Utilities
)
を指定し、Linked Table Manager
をクリック。
リフレッシュしたいリンクがあるテーブルのチェックボックスをクリック。
OK をクリックし、リンクをリフレッシュ。
Microsoft Access
がリフレッシュの成功を確認し、テーブルが見つからなかった場合は、Select
New Location of
< テーブル名 >
ダイアログ
ボックスが表示されて、そのテーブルの新たなロケーションを特定することができます。複数の選択されたテーブルが、特定した新たなロケーションに移された場合、Linked
Table Manager
が、選択されたテーブルのすべてのロケーションを検索し、すべてのリンクを一度にアップデートします。
リンクされたテーブル グループのパス変更 :
テーブルへのリンクを含むデータベースを開く。
Tools
メニューで、Add-ins
( Access 2000
以降では Database Utilities
)
を指定し、Linked Table Manager
をクリック。
Always Prompt For A New Location
チェックボックスを選択。
リフレッシュしたいリンクがあるテーブルのチェックボックスをクリックし、OK
を押す。
Select New Location of
<
テーブル名 > ダイアログ
ボックスで、新しいロケーションを指定して
Open
をクリック、そして
OK
を押す。