バックアップを開始する前に、クラスタが実行するものに対して適切に設定されているか確認します。(項14.8.4. 「クラスタ バックアップの設定」 参照。)
マネジメント クライアントを使用したバックアップの作成には以下のステップが含まれます。
マネジメント クライアントを起動 (ndb_mgm) します。
START BACKUP
コマンドを実行します。
マネジメント クライアントが次のように応答します。
Waiting for completed, this may take several minutes Node 1: Backupbackup_id
started from nodemanagement_node_id
ここでは、backup_id
は特定のバックアップのための一意の識別子です。(設定が保存できるようになっている場合、この識別子もクラスタ
ログの保存できます。)
management_node_id
はマネジメント
クライアントが接続されるマネジメントのノード
ID です。
これはクラスタがバックアップの要求を受信して処理することを意味しています。それはバックアップが完了したことを意味するのではありません。
注:バックアップのメッセージは MySQL 5.1.12 or 5.1.13 のクラスタには記録されませんでした。バックアップ オペレーションのログは MySQL 5.1.14 には保存されました (Bug#24544 参照) 。
バックアップが完了すると、マネジメント .クライアントはバックアップ完了を以下のように示します。
Node 1: Backupbackup_id
started from nodemanagement_node_id
completed StartGCP: 417599 StopGCP: 417602 #Records: 105957 #LogRecords: 0 Data: 99719356 bytes Log: 0 bytes
StartGCP
、StopGCP
、#Records
、#LogRecords
、Data
、および Log
に表示された値はクラスタの特性により変化します。
クラスタのバックアップは各データ ノードの
DataDir
の BACKUP
サブディレクトリのデフォルトによって作成されます。これは
1 つ以上のデータ
ノードに個別に、またはconfig.ini
ファイルのすべてのクラスタ データ ノードに
BackupDataDir
設定パラメータを使用して
Identifying
Data Nodes
で説明したようにオーバーライドされます。所定の
backup_id
でバックアップに作成されたバックアップファイルはディレクトリの
BACKUP-
の名前のサブディレクトリに保存されます。
backup_id
既に実行中のバックアップを中断します。
マネジメント クライアントを終了します。
このコマンドを実行します。
ndb_mgm> ABORT BACKUP backup_id
backup_id
の番号はバックアップが開始されたとき
(Backup
のメッセージで) のマネジメント
クライアントの応答に含まれるバックアップの識別子です。
backup_id
started from node
management_node_id
マネジメント クライアントは中断要求を
Abort of backup
で認識します。注:この段階で、マネジメント
クライアントはクラスタ データ
ノードからこの要求の応答を受け取っておらず、バックアップは実際のところまだ中断されていません。
backup_id
ordered
バックアップが中断されると、マネジメント クライアントは中断されたことを以下に類似した方法でレポートします。
Node 1: Backup 3 started from 5 has been aborted. Error: 1321 - Backup aborted by user request: Permanent error: User defined error Node 3: Backup 3 started from 5 has been aborted. Error: 1323 - 1323: Permanent error: Internal error Node 2: Backup 3 started from 5 has been aborted. Error: 1323 - 1323: Permanent error: Internal error Node 4: Backup 3 started from 5 has been aborted. Error: 1323 - 1323: Permanent error: Internal error
この例では、4 つのデータ
ノードを持つクラスタのサンプル出力を例示しました。そこでの中断されるバックアップのシーケンス番号は
3
で、クラスタ マネジメント
クライアントが接続されるマネジメント
ノードのノード ID は 5
です。その中断の理由がユーザーの要求によるバックアップ
レポートの中断を完了する最初のノードT(残りのノードはバックアップの中断は未指定の内部エラーによるものだとレポートします。)注:クラスタ
ノードが ABORT BACKUP
コマンドに対し特定の順序で応答するかは保証はありません
Backup
メッセージはバックアップが終了し、このバックアップに関連したすべてのファイルがクラスタのファイルシステムからさ削除されたことを意味します。
backup_id
started
from node management_node_id
has
been aborted
このコマンドを使用してシステム シェルから実行中のバックアップを中断することもできます。
shell> ndb_mgm -e "ABORT BACKUP backup_id
"
注:ABORT
BACKUP
が発行された時に ID
backup_id
を持つバックアップが無い場合、マネジメント
クライアントは応答せず、無効な中断コマンドが送信されましたの表示もされません。