config.ini
ファイルの
[SCI]
でセクションで クラスタ
ノード間の SCI (Scalable Coherent Interface)
接続を明示的に定義しています。MySQL での SCI
トランスポーターの使用は
--with-ndb-sci=
を使用して MySQL
バイナリがビルドされたときのみサポートされています。/your/path/to/SCI
path
は最低の lib
を含みSISCI
バイナリおよびヘッダーファイルを含む
include
ディレクトリを含んだディレクトリを指す必要がります。(SCI
の詳細は 項14.12. 「MySQL Cluster での高速インターコネクトを使用する」
を参照してください。)
その他に、SCI には特別なハードウェアが必要です。
ndbd プロセス間の通信のときのみ SCI トランスポートを使用するよう強くお勧めします。またSCI トランスポーターを使用する際は ndbd プロセスが有効であること確認します。このため、SCI トランスポーターは少なくとも ndbd プロセスによる 2 つの専用の CPU を搭載したマシン上でのみ使用する必要があります。少なくとの ndbd プロセス毎に少なくとも 1 つの CPU を使用し、オペレーティング システムを動作させるための少なくとも 1 つのCPU 予備として残しておきます。
2
つのノード間の接続を識別するには、NodeId1
および NodeId2
としてそれぞれにノード識別子を提供する必要があります。
これにより最初のクラスタ ノード
(NodeId1 による識別
) 上で SCI
ノード ID を識別します。
SCI トランスポーターをノード間の個別のネットワークを使用する 2 枚の SCI カード間のファールオーバーに設定できます。これによってノード ID および最初のノードに使用される 2 番目の SCI カードを認識します。
これにより 2 番目のクラスタ ノード
(NodeId2
により識別される) の
SCI ノード ID を認識します。
フェールオーバーを提供するために 2 つの SCI カードを使用する時は、このパラメータが 2 番目のノードに使用される 2 番目の SCI カードを認識します。
各 SCI トランスポートにはノード間の通信に使用される共有メモリのセグメントがあります。このセグメントのサイズをフォルト値の 1MB に設定すると殆どのアプリケーションに十分です。その値を小さく設定すると並列で多くの挿入を行う場合問題が出る場合があります。共有バッファが小さ過ぎると ndbd プロセスでクラッシュする場合があります。
SCI メディアの前にある小さなバッファが SCI ネットワークにメッセージを転送する前にメッセージを保存します。デフォルトでは 8KB に設定されています。弊社のベンチマークでは 64KB でパフォーマンスはベストですが、16KB ではこの数パーセントにしか届きませんが、それを 8KB 以上にした場合でも殆ど利点はありませんでした。
配布したメッセージをトレースするには各メッセージを独自に認識する必要があります。このパラメータを
Y
に設定すると、メッセージ
ID
がネットワーク上に転送されます。この機能は生産ビルドでデフォルトによって無効にできます。-debug
ビルドで有効にします。
このパラメータは boolean
値で、デフォルトで無効にできます。Checksum
が有効にすると、チェックサムは送信バッファに格納される前にすべてのメッセージに対して計算されます。この機能により
2
番目の送信バッファで待機中のメッセージの破損を防ぎます。またそれによって転送中のデータの破損をチェックすることもできます。