Windows 95、98、または Me では、MySQL は TCP/IP を使用してクライアントをサーバに接続します(これによって、ネットワーク上のすべてのマシンが MySQL サーバに接続できます)。そのため、MySQL を起動する前に、TCP/IP がインストールされていることを確認する必要があります。TCP/IP は、Windows の CD-ROM に収められています。
注意: 旧リリースの Windows 95(OSR2 など)を使用している場合は、旧バージョンの Winsock パッケージがインストールされている可能性があります。MySQL は Winsock 2 を必要とします。最新の Winsock は、http://www.microsoft.com/ から入手できます。Windows 98 は、Winsock 2 ライブラリを備えています。したがって、ライブラリを更新する必要はありません。
mysqld
サーバを起動するには、コンソールウィンドウ(``DOS''
ウィンドウ)を起動して、以下のコマンドを入力します。
shell> C:\mysql\bin\mysqld
このコマンドによって、バックグラウンドで
mysqld
が起動されます。したがって、サーバが起動した後、別のコマンドプロンプトが表示されます。注意:
Windows NT、2000、XP
でこの方法でサーバを起動すると、サーバはフォアグラウンドで実行され、サーバの実行が終了するまでコマンドプロンプトは表示されません。
そのため、サーバの実行中は、別のコンソールウィンドウを開いてクライアントプログラムを実行する必要があります。
以下のコマンドを実行して、MySQL サーバを停止することができます。
shell> C:\mysql\bin\mysqladmin -u root shutdown
このコマンドは、MySQL 管理ユーティリティ
mysqladmin
を起動して、サーバに接続してシャットダウンするよう指示します。このコマンドは、MySQL
権限システムでのデフォルトの管理者アカウントである
root
として接続します。MySQL
権限システム内のユーザは、Windows
のログインユーザとは完全に独立しています。
mysqld
が起動しない場合は、エラーログをチェックして、問題の原因を示すメッセージが書き込まれていないかどうかを確認してください。
エラーログは、C:\mysql\data
ディレクトリにあります。これは、.err
というサフィックスが付いたファイルです。また、mysqld
--console
としてサーバを起動することもできます。その場合、問題を解決するのに役立つ有益な情報が画面に表示されます。
最後の選択肢は、--standalone
--debug
を指定して mysqld
を起動する方法です。
この場合、mysqld
は、mysqld
が起動しない理由をログファイル
C:\mysqld.trace
に書き込みます。
See 項E.1.2. 「トレースファイルの作成」。
mysqld --help
を使用すると、mysqld
が認識できるすべてのオプションが表示されます。
This is a translation of the MySQL Reference Manual that can be found at dev.mysql.com. The original Reference Manual is in English, and this translation is not necessarily as up to date as the English version.