このツールはデータ ノード、SQL
ノード、および API
ノードの設定情報をクラスタのマネジメント
ノード (およびその config.ini
ファイル) から抽出します。
使用法:
ndb_config options
このユーティリティーに利用できるoptions
はどことなく他のユーティリティに使用されるものとは異なっておりますので、次項でいくつの例と共にその全体を説明します。
オプション:
は ndb_config に利用可能なオプションのリストをプリントさせ、次に終了します。
は ndb_config にバージョン情報の文字列をプリントさせ、次に終了します。
--ndb-connectstring=
connect_string
マネジメント
サーバーの接続に使用される
connectstring
を指定します。接続文字列のフォーマットは
項14.4.4.2. 「クラスタの 接続文字列
」
での説明と同じで、localhost:1186
のデフォルトです。
このオプションへの -c
の短いバージョンとして使用は
ndb_config に対しては MySQL
5.1.12 以降でポートしています。
マネジメント サーバーの設定ファイル
(config.ini
)
にパスを提供します。これは相対あるいは絶対パスです。マネジメント
ノードが ndb_config
が呼び出されるものと異なるホストにある場合、絶対パスを使用する必要があります。
--query=
,
query-options
-q
query-options
これはコンマ区切りの クエリ
オプションのリスト —
つまり返される 1
つ以上のノード属性です。これらには
id
(ノード ID)、タイプ
(ノード タイプ—
つまり、ndbd
、mysqld
、あるいは
ndb_mgmd
)、およびそれらの値が取得される設定パラメータが含まれています。
例、
--query=id,type,indexmemory,datamemory
はノード ID、ノード
タイプ、DataMemory
、および
IndexMemory
を各ノードに返します。
注:所定のパラメータがあるタイプのノードに適用できない場合、空の文字列が相当する値に返されます。詳細はこの項の後の部分にあるサンプルを参照してください。
設定情報が返されるノードのホスト名を指定します。
--id=
,
node_id
--nodeid=
node_id
設定情報が返されるノードのノード ID の指定に使用されます。
(ndb_config に
[ndbd]
セクションでのみ定義されたパラメータの情報のプリントを指示します。現在、このオプションは値のチェックのみで機能していませんが将来的には
[tcp]
および他のクラスタ
設定ファイルのセクションで設定されたパラメータのクエリに使用する予定です。
指定された node_type
(ndbd
,
mysqld
、あるいは
ndb_mgmd
)
ノードに適用した設定値のみが返されるように結果にフィルタをかけます。
--fields=
,
delimiter
-f
delimiter
結果のフィールドを分けるために使用する
delimiter
文字列を指定します。デフォルトは
「、
」
(コンマです)。
注:delimiter
がスペースあるいはエスケープ
(ラインフィード文字の \n
など)
を含む場合、引用する必要があります。
--rows=
,
separator
-r
separator
結果の行を分けるために使用する
separator
文字列を指定します。デフォルトはスペース文字です。
注:separator
がスペースあるいはエスケープ
(ラインフィード文字の \n
など)
を含む場合、それを引用する必要があります。
例:
クラスタのノード ID および各ノードのタイプを取得する。
shell> ./ndb_config --query=id,type --fields=':' --rows='\n'
1:ndbd
2:ndbd
3:ndbd
4:ndbd
5:ndb_mgmd
6:mysqld
7:mysqld
8:mysqld
9:mysqld
この例では、--fields
オプションを使用して ID
および各ノードのタイプをコロン
(:
)
で分けました。--rows
オプションは出力の新しい行の各ノードに値をつけました。
データ、SQL、および API ノードがマネジメント サーバーの接続に使用する接続文字列を作成します。
shell> ./ndb_config --config-file=usr/local/mysql/cluster-data/config.ini --query=hostname,portnumber --fields=: --rows=, --type=ndb_mgmd
192.168.0.179:1186
ndb_config を実行してデータ
ノードのみ (--type
オプションを使用して)
をチェックし、各ノード ID
およびホスト名、およびその
DataMemory
、IndexMemory
、並びに
DataDir
パラメータを表示します。
shell> ./ndb_config --type=ndbd --query=id,host,datamemory,indexmemory,datadir -f ' : ' -r '\n'
1 : 192.168.0.193 : 83886080 : 18874368 : /usr/local/mysql/cluster-data
2 : 192.168.0.112 : 83886080 : 18874368 : /usr/local/mysql/cluster-data
3 : 192.168.0.176 : 83886080 : 18874368 : /usr/local/mysql/cluster-data
4 : 192.168.0.119 : 83886080 : 18874368 : /usr/local/mysql/cluster-data
この例では、短いオプション
-f
および -r
をフィールド区切り文字および行の分離符号の設定に使用しました。
1
つの特別なものを除いてホストを結果から除外するには
--host
オプションを使用します。
shell> ./ndb_config --host=192.168.0.176 -f : -r '\n' -q id,type
3:ndbd
5:ndb_mgmd
この例でも、クエリされる属性を決定するために短いフォーム
-q
を使用します。
同様に、--id
あるいは
--nodeid
オプションを使用して特定の ID
を持つノードに結果を制限できます。