トリガは名称を持つ、テーブルに付属するデータベース
オブジェクトで、テーブルに特定イベントが発生すると有効化されます。例えば、次のステートメントを入力するとテーブル並びに
INSERT
トリガが生成されます。トリガはテーブル
カラムの1つに挿入された値を合計します。
mysql>CREATE TABLE account (acct_num INT, amount DECIMAL(10,2));
Query OK, 0 rows affected (0.03 sec) mysql>CREATE TRIGGER ins_sum BEFORE INSERT ON account
->FOR EACH ROW SET @sum = @sum + NEW.amount;
Query OK, 0 rows affected (0.06 sec)
この章で、トリガを生成させ、除去する構文について説明し、それを使う方法に対して、幾つかの例を紹介します。トリガの使用に対する制限については、項D.1. 「ストアド ルーチンとトリガの規制」 で説明されています。項17.4. 「ストアドルーチンとトリガのバイナリログ」 でトリガに適用されるバイナリ ロギングについて補足説明しています。
MySQL 5.1 中のトリガに関する幾つかの主な質問の答えについては 項A.5. 「MySQL 5.1 FAQ — Triggers」 をご覧ください。