目次
この章では MySQL の取得とインストールについて説明します。最初の手順の概要を、後半の項で詳細を説明します。MySQL を最初にインストールするのではなく、現行の MySQL を新しいベージョンにアップグレードするには、項2.11. 「MySQL のアップグレード」 を参照してください。アップグレード前に考慮すべき問題点およびアップグレードの手順に関する情報を網羅しています。
MySQL を別のデータベース システムから移行する場合には 項A.9. 「MySQL 5.1 FAQ — Migration」 を参照してください。この資料に中にはい移行の問題に関する質問に対する解答が含まれています。
MySQL の実行と現在使用中のプラットフォームのサポート。 MySQL はどのプラットフォームでも同様に動作する訳ではなく、また MySQL が動作するといわれているプラットフォームのすべてを MySQL AB がサポートしている訳でありません。
MySQL Enterprise Server を公式にサポートしているプラットフォームの一覧は http://www.mysql.com/support/supportedplatforms.html にあります。
MySQL Community Server は 項2.1.1. 「MySQL Community Server がサポートしているオペレーティング システム」 の一覧にあるプラットフォームで動作します。
どの配布版をインストールするか選択します。 MySQL にはいくつかのバージョンがあり、その殆どがいくつかのプラットフォームで動作します。バイナリ (コンパイル済み) プログラムあるいはソースコードを含むパッケージを選択できます。疑問がある場合にはバイナリの配布版が無難です。弊社ではまた弊社の最新の開発に興味があり、新しいコードのテストにご協力頂ける方にソースを公開しています。どのバージョンのどの配布版を選択したらよいかは 項2.1.2. 「インストールする MySQL 配布版の選択」 をご覧ください。
インストールする配布版をダウンロードします。
インストールの説明は、項2.1.3. 「MySQL の取得方法」
をご覧ください。配布版の品質を確認するには、項2.1.4. 「MD5 チェックサムあるいは
GnuPG
を用いたパッケージの品質の検証」
の説明を参照してください。
配布版をインストールします。 MySQL をバイナリでインストールするには、項2.2. 「バイナリの配布を使用した標準 MySQL のインストール」 の説明書を参照してください。MySQL をソースの配布版からインストールする、あるいは現在の開発版からインストールするかは、項2.9. 「ソースのディストリビューションを使用した MySQL のインストール」 を参照してください。
インストールで問題がありましたら、項2.13. 「オペレーティング システムに特化した注釈」 をご覧ください。特定のプラットフォームに関する問題の解決法を載せてあります。
インストール後の必要な設定を実行kします。 MySQL をインストールしたら、項2.10. 「インストール後の設定とテスト」 をお読みください。この項では MySQL の動作検証に関する重要な情報を提供します。また最初の MySQL ユーザーアカウントの設定方法、特にパスラードを割り当てられるまでのパスワードが無い場合 の設定についても説明します。この項はバイナリおよびソース配布双方の MySQL のインストールを網羅しています。
MySQL のベンチマーク スクリプトの実行を希望される場合、Perl の MySQL サポートが必要になります。項2.15. 「Perl のインストールに関する注釈」 参照。