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バージョン 3.21 以来 MySQL AB は、MySQL の Windows 版 を提供しており、現在 MySQL の日々のダウンロードでかなりの部分のパーセントを占めています。この項では MySQL の Windows へのインストールのプロセスについて説明します。
注:MySQL を MySQL 4.15 以前のバージョンからアップグレードする場合、最初に以下の手順を踏む必要があります。項2.3.14. 「Windows を使用した MySQL をアップグレードする」.
9x、Me、NT、2000、XP、あるいは Windows Server 2003 などの 32 ビットの Windows オペレーティング システムの場合。
Windows NT-ベースのオペレーティング システム (NT、2000、XP、2003) の場合サービスで MySQL サーバをご利用頂けます。Windows NT-ベースのオペレーティング システムの使用を強くお勧めします。項2.3.11. 「Windows のサービスとして MySQL を起動する」 参照。
一般的には Windows に MySQL
をインストールするには管理者権限のアカウントを使用してインストールする必要があります。管理者権限が無い場合、PATH
環境変数の編集あるいは
サービス管理マネージャにアクセスするなどの操作の場合に問題に遭遇する場合があります。.
TCP/IP のプロトコルのサポート。
お客様の仕様に基づいた解凍、インストール、およびデータベースの作成に十分なスペース (一般的には最低でも 200 メガバイトを推奨します。)
お客様の MySQL の利用の仕方によって他の条件が必要になる場合もあります。
ODBC を用いて MySQL サーバに接続する場合には、コネクタ/ODBC ドライバが必要です。章 24. MySQL コネクタ 参照。
4GB 以上のテーブルが必要な場合、NTFS
あるいは最新のファイルシステムに MySQL
をインストールします。テーブルを作成する時には
MAX_ROWS
あるいは
AVG_ROW_LENGTH
の使用を忘れないでください。項12.1.8. 「CREATE TABLE
構文」
参照。
Windows 用の MySQL にはいくつかの配布フォーマットがあります。
バイナリの配布が利用できるのでサーバを直ぐに起動できるよう必要なすべてをインストールできる設定プログラムを利用できます。別のバイナリの配布フォーマットではインストールの場所に単に解凍してインストールし、お客さまご自身で設定できるアーカイブがあります。詳細に関しては 項2.3.1. 「インストール用パッケージの選択」 を参照して下さい。
ソースの配布には Visual Studio のコンパイラ システムを使用した実行ファイル作成用のすべてのコードおよびサポートファイルが含まれています。
一般的には、インストーラを含むバイナリの配布が必要です。他のソリューションを使用するよりは簡単で、MySQL を設定して起動するための特別なツールは必要ありません。MySQL の Windows インストーラを GUI 設定ウイザードと一緒に用いると MySQL を自動的にインストールし、オプション ファイルを作成してサーバを起動し、デフォルトのユーザーアカウントをセキュアにします。
次項ではバイナリの配布を用いた Windows への MySQL のインストールについて説明します。インストーラが実装されていないインストール パッケージを使用する際は、以下の説明のプロシージャに従います。項2.3.5. 「非インストール Zip アーカイブからのインストール」.ソースの配布を使用したインストールは、項2.9.6. 「Windows にソースから MySQL をインストールする」 を参照してください。
Windows 用 MySQL の配布は、http://dev.mysql.com/downloads/ からダウンロードできます。項2.1.3. 「MySQL の取得方法」 参照。