以下の表は Windows 上の MySQL 5.1 で使用できるサーバを示したものです。
バイナリ | 説明 |
mysqld-debug | フルのデバッグおよび自動メモリ割り当てチェックによるコンパイル、および
InnoDB サポート。 |
mysqld | バイナリの InnoDB
サポートによる最適化。 |
mysqld-nt | 指定パイプのサポートによる Windows NT、2000 および XP へのバイナリの最適化 |
以前のバイナリはすべて最新の Intel プロセッサに最適化されていますが、Intel i386-クラスあるいはそれ以上で動作する必要があります。
Windows 用のすべてのMySQL 5.1 サーバはデータベース ディレクトリのシンボリック リンキングをサポートしています。
MySQL はすべての Windows プラットフォームで TCP/IP をサポートしています。platforms.mysqld-nt サーバは Windows NT、2000、XP、および 2003 上の名前付きパイプをサポートしています。しかし、デフォルトではプラットフォーに関係なく TCP/IP を使用します。(名前付きパイプは多くの Windows 設定では TCP/IP より低速です。)
名前付きパイプの使用は以下の条件に因ります。
名前付きパイプはサーバを
--enable-named-pipe
オプションで起動したときのみ有効です。いくつかのユーザーが名前付きパイプを使用した際に
MySQL
サーバがシャットダウンする問題がありましたので、このオプションは明示的に使用する必要があります。
名前付きパイプの接続は mysqld-nt サーバにのみ可能で、サーバが名前付きパイプをサポートしている Windows のバージョン (NT、2000、XP、2003) で動作している時のみ使用できます。
これらのサーバは Windows 98 あるいは Me でも動作しますが、TCP/IP がインストールされている時のみで、名前付き接続は使用できません。
これらのサーバは Windows 95 では動作しません。
注:このマニュアルの殆どの例では mysqld をサーバ名として使用しています。mysqld-nt などの別のサーバを使用する場合には、例示のようにコマンドで適切な変更を加えます。